知床半島、羅臼側の「ヒグマ」なのだ
撮影:2019年6月 

羅臼側からの知床岬と灯台。 中央やや右の暗い岩の根元にヒグマがいるのだ。 
 2019年6月4日の午後。 その日の午前中に参加した「シャチウォッチングクルーズ」が大成功だった余勢を駆って,羅臼側の終点「相泊漁港」を起点とする「知床岬ヒグマウォッチングツァー」に参加した。
 小型ボートを使用し募集定員が10名ということであったが,幸か不幸か女房殿と二人だけの参加だった。
 ガイド二人と船長一人という贅沢な2時間半を過ごすことができ,こちらも大満足のクルージングであったのだ。
 知床岬までの往復で都合3頭のヒグマに遭遇し,うち2頭は近くの磯までボートを寄せてくれたこともあって、結構観察することができたのだった。

ズームアップ。 磯で食べ物を探している。 ウニや貝類など,動物性の食物を探しているとのことだった。

ヒグマの後ろにキタキツネが潜んでいたが,結局見つかって追い払われてしまった。

 帰路,相泊漁港の近くで国立公園のレンジャーが,走っているのを見かけた。

見上げるとヒグマも走って逃げていた。 その速いこと,速いこと。 このような急斜面も何のその,あっという間に駆け上がってしまった。

ひたすら逃げて,ここらへんで大丈夫だろう,と二人のレンジャーを見返している。 人間と同じだね。

 ムム!。 ボートに気づいてこちらを見ている。 こうやって見ると,なかなかかわいいぞ。

 ヒグマのいたところ。 こんなガレ場で遭遇したら,絶対に逃げ切れないなぁ。

 知床岬近くの急斜面。 笹などの新芽を食べているとのことだった。
このヒグマ君には往復ともお目にかかったので,1時間近くこの場所に留まっていたようだった。
2019年6月15日記載