新緑の奥入瀬渓流なのだ |
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石ヶ戸~阿修羅の流れ |
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![]() 「石ヶ戸バス停」脇から「奥入瀬川」に降りた辺りからの下流側。 ここは,実に穏やかな流れなのだねぇ。 周囲はうっそうとした森で,川面には殆ど陽が射さないが,正面の中洲のあたりだけが光っていた。 |
![]() 上流に数分歩くと「石ヶ戸の瀬」なのだ。 高低差10m弱なのだが,結構な「早瀬」だった。 |
![]() 「石ヶ戸の瀬」の最上流部だと思うが,ちょっと自信がない。 向こう岸には「ヤマツツジ?」が咲いていた。 |
![]() 左岸側から撮っているので,ここは「阿修羅の流れ」の少し下流あたりだ。 流れの真ん中にある小さな岩の表面はコケでびっしりと覆われており,数本の小さなカエデが生えていた。 |
![]() 「阿修羅の流れ」に差し掛かった。 滝を除くと,奥入瀬渓流で最も規模の大きな「早瀬」なのだ。 水に流されてきた山ツツジの花びらが,小さな淵の中で輪を描いて漂っていた。 桜の花びらのように。 |
![]() この流れでは,とうてい向こう岸までは,・・・・・,無理だなぁ。 |
阿修羅の流れ~白銀の流れ |
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![]() 記憶では「ヤシオツツジ」なのだが,違うかもしれない。 「阿修羅の流れ」➡「雲井ノ滝」間で,国道のすぐ下を通っている遊歩道での撮影。 |
![]() 「飛金の流れ」あたりの「早瀬」。 倒木の中から水が噴き出しているように見えるが, 表面水だよね。 |
![]() 「飛金の流れ」を過ぎると,そろそろ滝が出現するのだ。 「雲井ノ滝」は,「養老沢」と言うかなり大きな支流のほぼ末端部に懸かる滝なのだ。 元々は,古奥入瀬川に直接落水していた「懸谷瀑」だったのだが,いわゆる「滝の後退現象」によって現在の位置まで移動してきたと考えている。 「千筋の滝」と「白布の滝」は,共に奥入瀬川に直接落水する「懸谷瀑」で,両滝が懸かっている岩盤には,数本の水平亀裂が入っているのがわかる。 |
![]() 「雲井ノ滝」を上流に向かって出発すると,やがて小さな流れを木橋で渡り,30段ほどの階段に出会う。 登ると見えてくるのが,この「白銀の流れ」と言う,やや規模の大きな「早瀬」なのだ。 この辺りの遊歩道は,二筋になって流れている奥入瀬川の,言わば「中洲」に設けられており,水量は圧倒的に左側(白銀の流れ)の方が多かった。 遊歩道は,国道ともかなり離れているので,瀬音以外に聞こえるのは鳥の鳴き声くらいか。 |
白銀の流れ~調子大滝 |
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![]() 奥入瀬川が二筋になっている区間が終わると,遊歩道は国道わきに併設されるようになる。 注 上流に向かって歩いているのだからね。 その先で,少しの区間,遊歩道が国道から離れるのだが,この辺りの奥入瀬川は,少し流れの速い「平瀬」となっている。 この場所だ。 |
![]() いずれの滝も,「奥入瀬川」の河川敷に直接落水している「懸谷瀑」なのだ。 「双白髪の滝」は右岸に,他の2滝は左岸に懸かっている。 「九段ノ滝」は,岩盤が層になっていて,その数が9枚あるから名付けられたそうだが,恐らくは「板状節理」ではないか,と想像しているのだ。 |
![]() この「平瀬」にも,流れの中にコケで覆われた岩があり,小さな木が芽吹いていた。 洪水の時にも大丈夫なのかしらん。 |
![]() 渓流の向こうに「銚子大橋」が見えて来た。 今日のゴールなのだ。 |
![]() 「奥入瀬川」の本流で,多分最上流に位置する「銚子大滝」。 全部,十和田湖の水なのだ。 もっとも,この先に「子ノ口制水門」と言うのがあって,流下量を調整しているらしい。 4月から11月までは,観光のために放水量が多い,と聞く。 華厳の滝と一緒なのだね。 |
![]() 「銚子大滝バス停」のすぐ裏手に自生する「シダ類」。 名前は何時か調べようね。 |
最終編集:2024年06月14日 |