ウーンやられた 宗谷岬ウィンドファーム

風が強いのか、松は一方にしか枝を伸ばせられない。 ここは「宗谷周氷河地形」という北海道遺産の場所なのだ。  撮影:2017年 9月 中旬(全て)。
 竜神島をでて南に向かう。 国道238はしだいに上り坂になるが、登り切ると突然左右は原生林であった。 小説風だね。
 思わず-この旅は思わずの連続だが-、停車してあたりを見渡した。
 「宗谷周氷河地形」という北海道遺産の場所なのに、57基というもの凄い風車が林立している。 
 これが「人工美で美しい」という人もいるので、これ以上は言わないが、電気が必要ならばこのくらいは犠牲にしなければ、という見本なのだ。

クマサザの原生林?の向こうに目を転ずると、「ウーンやられた」である。 宗谷岬ウィンドファームという。

あるはあるは、資料によると1MWの風車が57基。 実に57MWという、ちょっとした水力並では無いか。 北海道電力の滝里発電所とほぼ同じだ。

アップすると確かに迫力がある。 発電所の構内は原生林のままでは無く、どうやら牧草地になっているようだ。
道路が白い。 ホタテの貝殻を撒いている、らしい。 廃棄場の代わりではなく、舗装剤の代わりらしい。
2018年8月18日再整理