北部インド事情:ジャイプール近郊のアンベール城[Amber Fort]なのだ
撮影:2019年 3月12日 

「月の門」近くから,山上の「ジャイガル要塞(Jaigarh Fort)」を望む。
 

ニューデリーとアグラで見学したイスラム城塞は平城であったが,このアンベール城は山城なのだ。
山城自体は,岐阜城のように日本にもあるので珍しくも無いが,尾根に延々と城壁を巡らせるという防御態勢は余り聞いたことが無い。 もっとも,万里の長城には比ぶべくも無いが。

今回のツァーで見学したイスラム城塞は,このアンベール城で4箇所目だ。 個々の建築の形(例えは**門)は皆違っているが,基本的な構想は全て同じである。 よって,大分飽きてきているのであって,結果的に良く憶えていないのだ。 余り,見るのも返って毒だなぁ。

☆ジープタクシーは「月の門」から入場し,象タクシーは「太陽の門」から入場する。


尾根の上には,万里の長城のような城壁が延びている。 -クリックで拡大-

(左)「月の門(Chand Pol)」を潜って,いよいよ場内に入る。 (右)フト,見返すと,きれいな空だった。

「ジャレブチョーク(Jaleb Chowk:中庭)」。 場内に入るのは,右の石段を登った先の「ライオン門」を潜るのだが,しばし,8時の開門を待つ。
左端はの柱の多い建物は「公謁殿(Diwan-'Am)」。

「ライオン門」の前から。 ハヌマーンのような,尾の長い猿が集まってきた。

「ライオン門」から「Jaleb Chowk」を撮影。 遠くの尾根にも砦と城壁が作られている。

城壁の構造を拡大。 なるほど,内側は階段になっているのか。

同じく「ライオン門」から撮影。 開門に合わせて,象タクシーがやってきた。 ムム,日本女子のようだ。

帰り際の「Jaleb Chowk」。 「太陽門」を潜って来た象タクシーの群。 200頭ほどいるという。

イスラム建築様式の砦と,それを繋げる城壁。

8時開門で入ると正面には「Ganesh Pol(ガネーシャ門)」が聳えている。 この中に入るのだ。

(左)「公謁殿(Diwan-'Am)」。  (右)「Ganesh」像。

東側にある「Jai Mandir(勝利の間:鏡の間)」と「モンスーン庭園」。

「Jai Mandir」の中は,鏡の装飾で一杯だが,ここまで多いと「それがどうした」になってくる。 飽きてきた。

西側にある「内謁殿(Diwan-i-Khas:Sukh Mandir)」。

ここが「Diwan-i-Khas」の中か自信は無いので,判明次第確定する,ということで・・・。

(左)「Diwan-i-Khas:Sukh Mandir」越しに「Jaigarh Fort」を望む。  (右)城の西側を通過して「Jaleb Chowk」に向かう。

「Jaigarh Fort」とその斜面。 斜面の下は,岩盤が向き出しになっている。
資料によると変成岩の一種「結晶片岩(Schist)」とのこと。 つるつるの鏡肌から「泥質片岩(Pelitic Schist)」かも?

城の望楼から「Amer市,Devisinghpura地区」を見下ろす。 

駐車場から「Amber Fort」の全容を見ることができる。 -クリックで拡大-
一番右が「Amber Fort」で,中央より左は「Jaigarh Fort」なのだ。
最終編集:2021年08月08日